今回は戸塚区からお越し頂きましたアバルト595のルーフです。
以前、他店で施工を行い、きれいに直ったと思っていたそうですが、ふとした時に「同じ場所に又ヘコミが」と気づき、ご相談頂きました。
拝見させて頂いたところ、新たなヘコミでは無く以前施工されたヘコミの修復痕が気になられている事が分かります。
恐らく、以前施工されたお店での施工後の仕上がりをあまり確認されなかった事が原因かと思われます。
デントリペアでは全てのヘコミがきれいに完全修復出きる訳では無く、キズや打撃痕、鉄板の伸び具合で物理的にどうしても直せない事があるのも事実です。
施工前にどの様な仕上がりになるのか予測し、お客様がその仕上がりを想像出来る様に説明します。
その上で施工後にお伝えした仕上がりを提供出来ている事をしっかり確認頂く必要があります。
ヘコミの場所はルーフの前寄り、中央付近です。
丁度ルームランプの真上辺りになります。
プロが施工していますのでおかしな歪みは無く、ぱっと見では見つからないと思います。
デント用ライトで確認します。
ヘコミの打撃点が小さなヘコミの様に見えますので、オーナー様は同じ場所に又ヘコミが出来たと思われた様です。
当店にご連絡頂く前にもう1件相談見積りに行かれたそうですが、そのお店では改善出来ないと判断されたそうです。
拡大して確認します。
打撃痕が残っていますが、この残りが物理的な限界なのか、技術的な限界なのかは判断が難しいところです。
最初のヘコミの状態とヘコミの出来た原因が分かればある程度判断出来ますが・・・
プロが施工しているので物理的な限界でこの様な仕上がりになっている可能性が高いですがその場合、手直し施工しても余り改善されません。
オーナー様にはそのあたりもご了承頂いて施工に掛かります。
ラインボードで確認です。
若干歪みが確認出来ますが、素人目には歪みよりも打撃痕の方が気になりそうです。
施工後です。
ラインボードで歪みの確認をします。
デント用ライトで確認します。
塗装の潰れが打撃痕として残りましたが大分改善されたと思います。
周辺の肌荒れも可能な限り整えて施工終了です。
続いてルーフ右側に複数のヘコミです。
このヘコミは先のヘコミを見つけた時にオーナー様ご自身がこの場所に手を付いてヘコミを確認した為に出来た様です。
ヘコミが十分に施工出来ていないだけで無く、二次被害まで引き起こしていたのですね。
施工後です。
手直し施工に比べると難なく終了です。
この度はご依頼頂きありがとう御座いました。